悪の経典-生徒から慕われる人気教師、しかし彼にはもう一つの顔があった!-

ミステリーファンの皆様、そうでない皆様、こんにちわ。
今宵も素敵な小説をご紹介すべく参上いたしました。

なんか最近刺激が足りないんだっ!て思ってる人はいないでしょうか?
いないですか。はいそうですか。
いやいや、それじゃあ話が終わっちゃうんで、いるってことで続けますね!
はい、そこブーブー言わない。

なんじゃこれえぇ!って小説を読んで、王道から逸れた結末に冷や冷やしたりするのも、たまにはいいんじゃないかなと思うんですね。

それで今回ご用意しましたこちらの小説です。
はいどーん貴志祐介先生の「悪の教典」です!

「灰汁の仰天」じゃないですよ皆さん。
「悪の教典」です。
面白くないとかボソッと言わないでくださいね、そこ。

はい、こちらの小説はまぁサイコサスペンスと言えばいいのでしょうか。
とにかく殺人事件起きまくりですね。なんだったらもう半分以上事件です。

少し怖い?だいぶ怖い?ホラー色の強いお話となっていますんで、昼間に一人で読むのは控えましょう。
あ、夜でしたね。まっいいか。

舞台となるのはる東京都町田市にある私立晨光学院町田高校という一見学園ドラマのような風景のこの学校なのですが、そんな学校にも問題は沢山ありまして、不良生徒による暴力行為やモンスターペアレント、教師の不祥事と色々な闇を抱えているんですね。

そんな学校の英語教師であり生活指導を務める蓮実聖司は生徒達からとても慕われ、ハスミンというあだ名で呼ばれる学校中の人気教師なんですね。
学校で起こる様々な問題をこのハスミンが解決してくれ、生徒達一人一人の悩みや相談も聞いてくれるなんとも立派な先生なんですが!

このハスミン、実は裏の顔がありまして、こーんなにも人から愛されるキャラクターなのに、こーんなにもカッコよくて頭がいいのに、なんと邪魔な存在は誰であろうと容赦なく殺害するサイコキラーだったんです!

おぉう…アンビリバボー。

彼は学校では熱血教師のような振る舞いをして生徒や保護者、同僚から厚い信頼を得ている傍らで、次々と自分の行く先を阻む人間を殺害していくんですね~。
もうこの時点でかなり強烈なんですが、これが更に爆発します。

蓮実聖司は教師になる前に、実はとんでもない過去があり、その過去が読んでいくうちに徐々に明かされていきます。
そして蓮実聖司という人間性も分かってきます。

そして生徒が全てを知った時には、もう何もかもが手遅れとなります。
蓮実聖司が教師となった目的とは一体何なのか?
過去に隠されたその正体とは?

平穏な学校を襲うサイコキラーと生徒達の恐怖の日々が始まります。

推理的要素は一つもないんですが、殺人兵器と化した教師はとにかく見応え抜群です。
頭をひねらせる部分より、冷や冷やする~ゾクゾクする~って所で楽しんでもらえるといいんじゃないかなと思いますね。

また、この「悪の教典」は第1回山田風太郎賞を受賞しておりまして、直木三十五賞、吉川英治文学新人賞候補、本屋大賞ノミネートと、もうあらゆる賞で名前が挙がっている作品なんですね。
さすがこれもサイコキラーの力ですね。
恐れ入って言葉も出ませんね。

そんな素晴らしい評価を得ている「悪の教典」ですが、最近映画化にもなりまして、主演を伊藤英明さんが演じておられます。
映画の方も初登場で2位を記録したそうですからDVD等の売れ行きも凄いのでしょうね~。

ミステリーなんだけど、ちょっとスパイシーな気分を味わいたい方に、ぜひおすすめの一冊となっております。
「悪の教典」でリアルな恐怖を感じてみてはいかがでしょうか?

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