黒革の手帖-黒革の手帖を使って次々と権力者を脅迫していく悪女!-
ミステリーファンの皆様こんにちわ。
いや~暑いですね!
え、寒いですか?
そうですか、そちらは今は冬なんですねー。
まあ色々な季節のところからこの記事を読んでくれていると思うと嬉しい限りでごさいます。
さてさて、今日は少し怖い女の物語?をご紹介したいと思いますよ~。
欲望の塊と言ってもいいくらいの主人公なんですが、なんとこの女、とんでもないことを数々とやってのけて成功を手にします!
その小説とはこちらになります。
松本清張先生の長編小説「黒革の手帖」でございます。
はい、もうね、松本清張と言えば悪女。悪女と言えば松本清張というくらい女性の心理に関してはとてもリアルに表現されています。
実際に起こった事件のように思える展開は、読んでいて素晴らしいの一言しか出てきませんね。
こちらの小説は過去に5回もテレビドラマ化されてまして、その人気ぶりがよく分かると思います。
最近のドラマだと米倉涼子さんが主演を務めていて大変話題になりましたね。
そんな「黒革の手帖」とは一体どんなお話なんだ!と気になる方も多いはずです。
なので特別大サービスで見どころをご紹介したいと思います。
主人公である原口元子は銀行に勤める地味で目立たないOLでした。ところがある日、そんな彼女が大胆にも銀行から7568万円もの大金を横領し逃走します。
彼女はその資金をもとに、銀座に自分のクラブを持ちママとなります。
いきなりの転職ですね~。
というかすごいイメチェンですね!
しかし横領がなぜ罪に問われることがなかったのか?
それは元子が銀行員時代に入手したある情報によって不問とできたからなのです。
その情報とは税金逃れのための架空名義で預けられたお金のことで、彼女が横領したお金はまさにそれだったのですね。
うーん、頭がいいですね。メモメモっと。
情報が記された「黒革の手帖」がある限り、この世界で成功できる。そう確信した元子は銀座での栄光の階段を上っていくこととなります。
架空名義をネタにその権力者たちを次々と脅迫する元子。
更なる成功のため獲物に近づき騙していくわけなんですが、やっとの思いで大きな店を手に入れかけたその時、元子はこれまでの脅迫してきた権力者たちに騙されていたことに気づきます。
店を取り上げられ、何もかもなくした元子は銀座で再び栄光を掴むことができるのか!
というお話となっています。
まぁこれを読んで初めに思うのはホステスさんってこんなに怖いの?銀座ってこんなに怖い街なの?ってことだと思います。
それくらいリアリティがある内容なんですね。
主人公である元子は決して立派なことをしてはいませんが、なんだか読んでいて応援したくなってしまう不思議な魅力のある女性なんですね。
彼女のお母さんは男性に依存し過ぎて失敗し、いつも男性に振り回される人生だったのです。
それを見てきた元子は絶対に母親のようにはならない、と、男性を愛することを極端に嫌うのですね。
極悪非道に見えて実は孤独で女性らしい一面もあるというのが松本清張ならではの描き方だなと思います。
松本清張は沢山の有名作品を生み出していますが、中でもこの「黒革の手帖」は代表的な作品であります。
ちょっと古いから読むのに抵抗が…と思われている方でも全く心配ご無用!
今読んでもそのストーリーは色褪せることはなく、何の違和感もなくスッと入っていけるとても魅力的な作品です。
ぜひ一度、松本清張の長編大作である「黒革の手帖」を手に取ってみてはいかがでしょうか?
銀座を中心に描かれたとてもスリリングな内容となっておりますので、非常に楽しめる推理小説ですよ。








